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2001年11月

2001年11月13日 (火)

外資系企業と日系企業、スピード格差の謎

 1ヶ月ぶりの更新です。いや~、もうすっかり晩秋というか冬(?)ですね。めっきり寒くなってきました。私もフリース(もちろんユニクロ!)何ぞをタンスから引っぱり出して着ています。周囲では風邪が流行っているみたいですので、私も風邪を引かないように気を付けようと思います。皆さんもお気をつけ下さい。

 さて、トップページをご覧になった方はもうご承知でしょうが、この度当社はデータベースのトップベンダーである日本オラクル株式会社様と、知的コラボレーション分野の製品開発とマーケティングについて提携いたしました。今後は共同セミナーなどを開催する等して、強固なパートナーシップを構築していこうとしています。皆さんもご興味をいただけるようでしたら、是非セミナーなどにご参加下さい。

 この提携は、今年の夏から仕込んでいた話なのですが、ようやく先週の8日に発表することが出来るようになりました。元々は当社を支援して下さる方のご紹介なのですが、あれよあれよという間に話が進み、今回のような形に持ってこれました。関係者の皆様方に、この場をお借りして御礼申し上げます。m(__)m

 このように、提携などの事業進捗は上手く行っているのですが、直接の事業とは別の話として、最近頓に感じることがあります。それは所謂「外資系企業」と「日系企業」のスピード格差です。前出の日本オラクル様を始めとして、最近外資系企業の方々とお会いする機会が増えているのですが、どうも彼等の経営速度は、日系企業に対して3~5倍程度早いようなのです。もちろん、外資系といっても従業員の多くは日本人ですので、単なる従業員格差ではありません。やはり企業文化の違いではないでしょうか。あくまでも私見ですが、この時代におけるこの速度差は致命的だと思います。そこでどうせなら、何故このような速度差が付くに至ったかをここで簡単に考察してみましょう。

 私が見る限り、その最大の原因は意志決定機構にあると思います。昔から言われていることですが、日本企業はDecision-line(意志決定導線)が複雑、且つ長すぎます。今風に言えば、Empowerment(権限の委譲)が適切に成されていないということです。多くの企業に見られる現象だそうですが、決裁権限者が出席しない会議が多すぎるため、一度決まった(本当は決まっていないのでしょうが)ことを蒸し返したり、方針転換が頻繁に繰り返されるということが起こっているようです。こんな事を繰り返していては、あるミッションを検討している最中に周辺状況そのものが変化してしまい、結果的に勝機を逸することになるのは目に見えています。これを回避するためには、やはり現場に権限を委譲し、導線を短くしなければなりません。

 ただ、これをそのまま従来までの日本企業に適応するのは難しいでしょうね。権限と責任は表裏一体ですから、結果として現場の長は従来よりも重い責任を負うことになります。ところが、給与などの人事制度が旧態依然とした年功序列制ですと、その責任に対するだけの十分な報酬を見込めませんので、社内のモチベーションは下がってしまいます。よって、必然的に実力主義的な人事評価システムを導入しようとなるわけですが、これは非常にコストがかかる事ですし、費用だけではなく時間も必要です。また、実力がある人材に厚い待遇をしようとしても、外資系に比較して元々の給与原資としての粗利益率が低い企業が多く、厚遇自体を提供できない企業が殆どでしょう。また、例え可能だったとしても、それは他の従業員からの振り替えという形になりますので、大規模なリストラクチャリングを伴います。そうなるとその為の巨額な一時費用が必要になりますので、経営者としては辛い(?)ところです。

 冗談っぽく纏めるとこんな感じでしょうか。

  1. 我が社もグローバル競争に勝ち残るため、収益性を高めなければ
  2. 競争にうち勝つ企業力(スピード)を付けるためには権限の委譲が必要だ
  3. その為に、責任に見合った実力主義型報酬制度を整えよう
  4. ん、実力ある人物に対して十分な報酬を支払うだけの原資がないぞ
  5. 給与カットもしくは人員削減して原資を捻出しなければ
  6. そうだ、早期退職制度を設けてスリム化しよう
  7. ああ~、仕事が出来るヤツから辞めていく~(笑)
  8. 結局何も変わらず (^_^;)
 かなり無理矢理ですが、こんな光景が簡単に推察できますね(笑)。ただ、いずれにせよ経営速度の向上は必須課題ですので、何らかの手を打たなければなりません。社内の機構改革を行うことはもちろんですが、ITを武器にしてシステム化によって切り抜けることも考えられます。そんな時に弊社の「Alternax®」導入を考慮されてはいかがでしょうか(笑)。きっとお役に立つと思います。

 そんなわけで、最後はまたもや宣伝になりましたが、上記したことは事実であり、グローバルな競争に晒されている現状では、いずれにせよ外国企業と戦わなければなりません。私なりにどうすれば良いのだろうとも考えていますので、また何か考えが浮かんだら書いてみることにします。

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