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2002年1月

2002年1月24日 (木)

「事業に王道無しというか・・・」

 昨日は、日頃から当社をご支援いただいている日本エンジェルズ・フォーラム(NAF)の総会があり、私も夕方の懇親会から参加してきました。総会~VB事例発表会は、これまでにない200名以上の参加者で、非常に盛況だったようです。その後の懇親会でも、皆さん大変な熱気を持って、ビジネス展開などについて語らっているようでした。私もいくつかお仕事の話を進めてきましたので、上手く行けばビジネスに結びつくかもしれません。

 さて、私はこの年末年始を利用して、事業計画の練り直しを行いました。練り直しといっても、昨年の夏頃から開発状況や環境が大きく変化したため、かなりの部分を変更することになったのですが、これにより、新たな事業展開戦略とビジョンが作成できました。また、製品ラインナップ構想や技術開発のスケジューリングも見直し、昨今のトレンドを勘案してなかなかの魅力的な事業計画に仕上がってきたと思っています。

 それにしても、事業計画を作り直すのはこれで何回目でしょうか? 以前コラムに書いた一昨年の夏頃には、Version3.0等としていたように記憶していますが、今の事業計画は既にVersion10.0ぐらいはいってそうです。振り返ってみると、如何にインターネットを取り巻く環境が大きく、しかも高速に変化しているかが良く分かります。私が当社を設立しようかと考えたのは1999年の秋頃でしたが、その時世間では東証マザーズ市場が設立されるところで、ちょうどビットバレームーブメントが頂点に達したときでした。その頃は「ポータル戦略」とか、「広告モデル」とか、「ビジネスモデル特許」とかが真っ盛りでした。私も一番最初は、よく調べもせずに「そんなモンかな」と思っていましたが、今から考えると結構可笑しいです。やはりインターネットという存在は、これまでに出現したことがない世界規模のネットワークですから、皆さん最初は既存のビジネスモデルを当てはめようとするんですね。でもその殆どはやはりビジネスとして上手く成立しなくて、熱狂が去ると同時にただの不採算事業となってしまいました。

 そう言えば昨日でしたか、Amazon.comがついに四半期黒字を達成した模様ですね。しかもプロフォーマベースではなく、会計ベースで純利益計上との事ですから、ついに公約を達成したというわけです。私は個人的に難しいんじゃないかと考えていましたが、ベゾス会長は大したモンですね。但し、その道のりは、当初彼が語っていた「規模拡大による売上増加によって、現状の損益分岐点を越える」というストーリー通りには行かなくて、「既に確保した売上に見合うコスト構造を作り、損益分岐点を引き下げる」ことによってもたらされました。その対応の素早さは見事ですが、やはり事業に王道無しというか、例えインターネットだろうが、ゼネコンだろうが、小売業だろうが、商売の基本は皆同じということが良く分かりますね。

 結局、損益分岐点を越える売上を計上しなければ、いずれキャッシュアウトしてしまいますので、売上を増加させると同時に損益分岐点を引き下げなければなりません。つまり、俗に言う「筋肉質な企業体質」が必要なのは、洋の東西や業界を越えて共通なんですね。これは、元々ネットバブルな状況に対して懐疑的だった私の見方が間違っていなかったということにも繋がり、ちょっと嬉しく思います。しかしながら、同時に、これまでの自身の経験を振り返ってみて反省もしています。商売というものは、サラリーマン時代に考えていたよりもずっとずっと地味で、難しくて、そしてひたすら大変なモノなんだなと段々と理解してきました。もちろん、これが非常に楽しく面白いからこそやっているのですが、やはり人間は何でも経験してみないと分からない生き物なんですね。毎日毎日、新鮮な経験を積んでいる私は、この2年間で精神的に大きく成長できたと実感しています。
 #そして、経営は分かれば分かるほどに奥が深くなる一方です・・・(^_^;)

 最後に会社の近況を少し書いてみます。11月に日本オラクル様との提携を発表してから、色々な形で事業が進み始めています。現在ではAlternax®の案件を機軸に、他のアライアンスなどもいくつか平行する形で進められるようになってきました。また同時に、地道に行っていた営業活動も、段々と実りが見えてくる状況に進みつつあり、こちらでも近い内に何らかの進捗報告が出来るかもしれません。

 お客様のところを廻ってみて非常に良く分かることは、皆さんそれぞれお困りになっているということです。そこに、Alternaxをはじめとする当社の技術を導入することでその要因が取り除けるならば、私としてこれほど嬉しいことはありません。もちろん営利企業ですから、利益を出すことの重要性は良く理解しています。しかし、結局最後は誰かがお金を払うわけであり、お客様に満足してお金を払っていただくことが最終的な利益に結びつくことは、最近のサービス産業化を考えてみても自明だと思います。今後は、お客様に喜んでお金を払っていただけるような企業を目指していきたいと考えている、今日この頃です。

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2002年1月 4日 (金)

今年の抱負

 皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

 昨年は深く静かにサブマリンで開発していた当社技術を世間に発表できるなど、非常に充実した1年でした。本年は、これまで蓄積してきた技術を製品として世に広め、ビジネスとして社会に貢献できる体制の確立を目指します。暗い世相を吹き飛ばすような熱い情熱をもって当たる所存ですので、本年もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 なんだかんだとやりつつ、当社ももうすぐ設立3年目を迎えようとしております。設立当時のインターネットバブルとも言うべき熱狂は既に消え失せ、不況の様相がますます深刻化しつつありますが、何とか当社を成長軌道に乗せようと奮闘している状況です。それでも昨年はお陰様で初期の製品開発を完了し、Version 1.0を発表することが出来ました。また、日本オラクル社という業界の有力企業とも提携を締結し、なかなかに充実した1年だったと思います。

 現在、他にも複線で動いているプロジェクトなどが有り、それはもう少しで世に出せると思います。最近の私は、概ね営業かアライアンスの為に各社をプレゼンして廻っているという状況で、そのおかげでお客様の抱えている問題点やAlternax®に対するニーズというものが、如実に感じられるようになりました。Alternaxと当社の技術力によって、世の中のシステムはもっと使い易く便利になると確信しておりますので、今年はより一層世に広めていきたいと考えています。ご支援の程よろしくお願いいたします。m(__)m

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