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2004年7月

2004年7月 2日 (金)

吹野氏の経営参加

 以前にさわりだけ書いてありましたが、当社は6月4日に吹野氏の取締役会参加を発表しました。吹野さんは、今年の4月まで世界最大級のPCメーカーであるデル株式会社(Dell Inc.の日本法人)の代表取締役会長をしていた方です。会長を退任された現在でもデル社の顧問をしている他、株式会社カネボウ化粧品取締役、株式会社ミスミ取締役、多摩大学客員教授などを兼任しています。

 「どこで吹野さんと出会ったの?」と聞かれることがあるのですが、そもそものキッカケは、Alternaxの導入事例として昨年発表した一橋大学・如水会のプロジェクトです。実は、吹野さんは一橋大学のOBであり、そのOB会組織である如水会でAlternax導入プロジェクトを行った際に、当社も色々とお世話になりました。もちろん、当時はデル社を退任する話などありませんでしたから、私もその後当社の経営に参加してもらうとは全く考えていませんでした。それが昨年末頃、一緒に食事をした時に、「そろそろ他の事をしたいと思っているんだ」という話を聞いて、「これはチャンス!」とばかりに思い切って当社への支援をお願いした結果、今回の話に繋がりました。

 以前にも書いたように、当社の経営は比較的順調に推移していますが、まだまだ成功と言えるほどのものであるはずもなく、今後の課題は沢山あります。特に、営業・マーケティングは、VBにとっての永遠の課題ではないでしょうか。時流に乗っている会社は寝てても儲かる状態になるそうですが、当社は残念ながらまだそこまで到達していないため、毎日「どうやったらもっと売れるようになるか?」と考えている状況です。

 今でこそ一端の営業マンになったとはいえ、私は元々生粋の技術者ですから、これまで寝てても儲かるほど売れる状況を作り出したことがありません(でも、それが普通かな?)。ですから、これまでは製品を開発し、それを販売して利益を出すというプロセスを試行錯誤で構築してきたのですが、実は以前からずっと、この部分でメンターというか師匠が欲しいと考えていました。そこで、これを機会に吹野さんに師匠になってもらったというワケです。

 吹野さんは、デル日本法人の立ち上げ時の代表メンバーで、その当時は社員が20人程度だったそうです。もちろん、PCやサーバのシェアも殆ど無い状態です。それが今や社員1000名以上を抱える大企業で、国内PCで第3位、国内IAサーバで首位にまで成長しています。その成長過程の話を聞くと、やはり一筋縄では行かなかったようで、既存ベンダーがガッチリと握っている市場に対して新規参入することの難しさを聞くことが出来ました。

 デル社はハードウェアベンダーであり、当社の事業ドメインであるソフトウェアは持っていませんが、企業向け情報システムという観点では同じ業界です。そのデル社を大手に割って入らせた吹野さんの経験を、是非当社にも移植していきたいと考えています。幸いなことに、吹野さん自身も当社の事業を高く評価してくれている(まあ、当然そうでなければ参加しませんが・・・)ようで、これまでの当社の「創意工夫」に「実績に裏付けられた経験」を加えることで、より一層の飛躍を目指していきたいと考えています。

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