« 2005年1月 | トップページ | 2005年6月 »

2005年4月

2005年4月 7日 (木)

ソフトウェアBTOへの挑戦

 皆さんご存知のとおり、情報機器はムーアの法則によって日々コストダウンを遂げています。情報システムというものは、ハード、パッケージソフト、開発工数という3つの要素から成り立っていますので、この中でハードだけが値下がりして他が高止まるということは困難です。世の中の全ての製品はコモディティ化とともに値下がりしますので、情報システムにおいてもハードに引きずられてソフトや開発工数まで値下がりしています。ソフトの値下がりはちょっと気付き難いですが、Linuxなどのオープンソースソフト(基本的には無償が多い)の普及を見れば、かなりの勢いで値下がりしていることが分かります。しかしながら、それらのハード、ソフトのメーカーが儲かっていないかというと、決してそうではありません。ハードもソフトも工業製品なので、コモディティ化して数が売れることで値下げしても十分に利益が出るようになっています。IntelやMicrosoft社が良い例ですね。

 しかしながら、上記3要素のうち1つだけ仲間外れがいます。そう、それは開発工数です。上記2つが製造業モデルで成り立っているのに対して、情報システムの開発はおもいっきり請負サービス業モデルです。つまり、売上原価に対する人件費の割合が高いだけでなく、その人件費を下げることが簡単ではないので価格に下方硬直性があります。ただ、だからといって顧客がコストダウン要求を取り下げるワケもなく、システム開発会社は今ではフーフー言いながら仕事をしています。しかも、情報システムが普遍化してきた現在、顧客のサービス品質に対する目は非常に厳しく、「コストを下げながら品質は上げる」という厳しい要求に答えなければならなくなってきました。

 実はこの「コストを下げながら品質は上げる」という要求は産業が成熟してきた証であり、どの業界でも晒される試練の一つです。例えば、私の出身業界である自動車産業ではBTO(Built To Order)という手法によってこれを解決しています。情報システムの世界でも、いまやPC世界最大手にまで成長したデル社のBTOであるデル・モデルは非常に有名です。このBTOという解決策をシステム開発とソフトウェアの世界でも実現できたら素晴らしいと思いませんか?

 当社が以前からAlternaxとそのエンジンであるContents Relation Engineで模索してきた、データベースとミドルウェアの上に複数のアプリケーションモジュールを配置し、顧客に応じてカスタマイズするという方法はまさにBTOそのものです。実は、昨年デル前会長の吹野さんに経営参加してもらったことがキッカケとなり、このことに気付きました。今では、デル・モデルはシステム開発やソフトウェア産業にとっても非常に有用であると考えています。この件は吹野さんも賛成のようで、最近出版されてた著書の中に、当社のダイレクトモデルのことを記載してもらいました。下にリンクを付けておきますので、興味がある方は是非ご覧ください。

 そんなわけで、分かり易さもあって、最近「ソフトウェアのデル・モデル」を目指すと話すことが多くなりました。調子に乗って日本経団連さんの機関紙『経済Trend』5月号にも、「ソフトウェアBTOへの挑戦」という記事を寄稿してしまいましたので、皆様是非御笑覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年4月 6日 (水)

今年はいっちょ打って出るかな!?

 前回1月に書いてから、すっかり時間がたってしまいました。最近は公私共に非常に忙しく、なかなか勉強会などにも出席できない状況です。仕事の方は順調で、この2年間の利益を出す体質を創ることに専念してきたことが実を結びつつあり、当社が求める姿とその実現方法が概ね判明してきました。深く静かに進めていた、今後の資本政策の根本部分が先日無事に実施し終えたこともあり、ようやく大きな動きが取れるようになりつつあります。

 これまでは手売りに近い形での営業に専念しておりましたが、どうやら今年はもっとしっかりとした体制を創る必要があるようです。そろそろ事務系の人材も採用しようとしており、今年からの3年間ではVBとしての成長性を見せる時期なのかなと考えています。

 実は既にいくつか面白いプロジェクトを始めており、夏頃までには世間に出せる形になると思います。現在はまだまだ点にしかすぎませんが、これらが線で結ばれ、さらに面が出来てくると、かなり面白い動きになると思います。既にプレスを打つタイミングを見ているネタが複数あるのですが、実務が忙しすぎて十分に手当てが出来ていません。何か仕事多すぎです。物事っていくつも重なるというか、調子が良くなってくると話がボコボコと出てくるもんですね。頑張って大きな実績を残したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年1月 | トップページ | 2005年6月 »