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2006年5月

2006年5月22日 (月)

BLOGが最も成功したのは日本??

 江島さんのところの記事。YouTubeの記事はフォローしていたけど、こちらは恥ずかしながらキャッチアップできていなかった。

"そういえば、テクノラティCEOのDave Sifryが報告してたけど、もはや日本語圏のブログの投稿数は英語圏のそれを追い越してしまって世界一の座を占めているらしい。これには世界中のみんながびっくりしたよね。"
CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:匿名性は(いわゆる)弱者だけの特権ではない

 言語圏人口から考えると、利用しているのは日本人の1億2000万人だけだろう日本語が、世界公用語で利用人口10億人を超えると言われる英語を上回って第1位というのは、ちょっと考えられない結果である。

 BB回線といい、携帯電話といい、BLOGといい、技術そのものの発明はやや苦手でも、日本のテクノロジー取り込み速度というか、コモディティ化力ははやはりスゴイものがある。当社ではB2Bビジネスを生業にしているわけだが、どちらかというと「あちら側」の方が世界的に見て勝算が高いビジネスを構築し易いのかもしれない。

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2006年5月18日 (木)

Web2.0企業になるためにはマインドチェンジが必要

 「WEB2.0サイト = 発酵食品説」なる秀逸な表現を発見した。そう、Web2.0企業になるためには大胆なマインドチェンジが必要なのだ。

"アイディアが自由に流通し、囲いこみができない世界は、無菌室の中で育った人には、とてもなじめるものではない。 WEB2.0的サイトは、バイオ的エコシステムで作動する巨神兵のようなものだ。メカニカルな無菌的技術しか知らない者が中途半端に手を出せば、「腐ってやがる‥」というハメになる。"
圏外からのひとこと(2005-11-24)

 巨神兵というのがマニアックだが、まあそうだろう。基本的に従来型のビジネスモデルは、情報格差と囲い込みによって利益を得るように出来ている。例えば、最古の商売ともいえる商社だが、生産地で安く買って消費地で高く売ることによる差益が基本であり、その仕入ルートを秘匿することによって長期に亘り利潤を確保した。古くはシルクロードのマルコポーロや、新大陸を発見したコロンブス、日本でもミカンで財を成した紀伊国屋文左衛門などは皆、情報格差と囲い込みを利用して商売をしていた。

 ところが、梅田さんも述べている通り、昨今エンタープライズ業界を取り巻くOSSやWeb2.0の動きは、全てこの「アイデアが自由に流通し、囲い込みが出来ない」という特性を持っている。これは情報の囲い込みを基本とする従来型プレイヤーからすると、ただ単に全く正反対の考え方というだけでなく、自らの存在価値を否定することになる抗いようのない動きでもある。つまり、両者が生存している環境(市場)は同一なのだが、その生態系そのものは全く異なるのである。これは、クリステンセン唱えるところの破壊力学に他ならないのではないだろうか。

"WEB2.0的企業は、公開された議論を背景として公開されたソフトウエアで既知のアイディアを実装したシステムによって公開されたデータを使い価値を生む。彼らにとって、エコシステムに消費されることは、「腐る」ことではなく「発酵」することだ。納豆やチーズのような企業だけが、バイ菌だらけのこの世界で生き残っていけるのだ。"
圏外からのひとこと(2005-11-24)

 要するに「バイ菌」によって世界の環境が変わってしまったのだ。隕石が落ちてきて巨大な恐竜が絶滅し、代わりに小さな哺乳類が繁栄したのと同じである。

 であるならば、この環境変化を生き延びるためには、「バイ菌」を上手く取り込む以外にない。大企業では難しいだろうが、当社のような小さな企業であれば、この環境変化を上手く取り込んで優位に立つことは決して不可能ではない。今はまだこの大変化が見え始めたばかりであるが、今から備えておかなければ生き延びられないことは、決して想像に難くない。

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2006年5月17日 (水)

地図を貼り付けるテスト

これって結構使えそう。



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2006年5月12日 (金)

エンタープライズサーチの実現手法

 ちょうどAlternaxの次期バージョンを開発しているところにこの記事。

"となれば、これはどう考えても情報に対するタグ付けやノーテーションという方法、つまり情報の外部から、その情報の意味や重要さに言及することを実現するしかないだろう、というのが僕の想像。なぜなら、企業内で蓄積される情報にはあまりにも種類が多いため、そのすべてが自己記述可能な(つまり、情報自身が自分の自己紹介情報を持てるような)状態は望めないと想像するからです。"
エンタープライズサーチの普及はタグ付けにありか? - Randomwalk [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

 やはり当社開発チームにおいても、「コンテンツにメタやタグをどのように付けてもらうか?」が大きなテーマとなっている。但し、チームから出てきた答えは「自動で分類しない限りは、情報が多すぎて管理できなくなる可能性が高い」というものだった。

 ではどうするか。詳細は公開できないが、やはりPageRankのような自動化エンジンを組み込むことになりそうである。

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Web2.0=オンライン・バリューチェーン?

 Googleも含めて、最近Web2.0と呼ばれている事業の特徴は下記のようなものだ。

1.広く公開されている無償(若しくは非常に安価)データを収集する
2.収集した1次データを編集・加工してユニークなメタデータを作る
3.作成したメタデータを公開することで1を加速させる

 ビジネス的な収入は、ステップ3での広告によってもたらされることがほとんどで、3で提供するメタデータのユニークさによって1次データの収集をブーストすることが可能になっている。このため、ユーザニーズを上手く捉えると等比級数的な事業成長を見せることも珍しくない。

 この広告モデルでは、3のメタデータについても無償で公開されていることが多く、ある事業者のメタデータが別の事業者の1次データになることが原理上可能である。つまり「価値の連鎖」というわけだ。

 ん、価値の連鎖? どこかで聞いたことがあると思ったら、懐かしのバズワードでもある「バリューチェーン(Value Chain)」ではないか!

"この個々の活動単位が価値を生み出す主体であり、その活動を“価値活動”と呼ぶ。そして、ある価値活動(前工程)のアウトプットが次工程のインプットとなり、順次変換(加工)が連鎖的に行われていく相互依存のシステムがバリューチェーンである。それぞれの価値活動は資源(ヒト・モノ・カネ)を必要とし、コストが発生する。バリューチェーン全体が生み出す価値とコストの差が上図のマージン(利潤)である。"
バリューチェーン - @IT情報マネジメント用語事典

 これは正に「マッシュアップ(Mashup)」そのものであるから「マッシュアップ=オンライン・バリューチェーンの構築」以外に他ならない。そして、先のステップの1も3も無償データであるということから考えると、マッシュアップよって作り出されたバリューチェーンは非常に低コストな系でもあるから、その反対に多くの利潤を生み出す系ということになる。

 実際に先行事例では、2次的なマッシュアップ事業からも収益が生まれ始めているらしい。

"「われわれはかなり注目を集めている。今朝はプロモーションをやりたがっているある会社と話をした。米国中を回るトラックを持っていて、Where's Timのようなものを使ってそれを走らせたいという別の企業とも話をした」(同氏)  もしそうなら、Google Maps APIと、最近Googleが地域情報検索に追加した広告をつなぐ点がもう1つ増えることになる。Googleの検索広告が成功しているのは、多くの検索ユーザーが真っ先に「Google」を使うことを考えるからだ。これをMapsに広げれば、Googleが金銭的な報酬を得る新たな方法になる。"
ITmedia エンタープライズ:Google Maps APIがもたらす広告の可能性

 こうなると、このパワーは必ず既存産業を破壊することになるだろう。この渦から逃れる術はあるのだろうか・・・?

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