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2008年9月18日 (木)

これはマズイ

 この週末は、リーマンブラザーズやAIGの破綻危機に世界中が振り回されましたが、日本は三連休だったこともあり、米国の月曜夜の緊迫感と無縁だった方も多かったと思います。結果として、リーマンブラザーズは破綻しましたが、より影響の大きいと思われるAIGは、FRBの緊急融資によって延命されました。

 ここ2日間の新聞には、この破綻と救済劇が大きく取り上げられていましたね。これらの記事を読んで一安心と思った方も多いでしょう。しかしながら、事態はより悪い方に転がり始めているようです。

 これら米国の事件の裏で、第2のアジア通貨危機とも言うべき現象が具現化されています。お隣の韓国では、しばらく前からウォン安に苦しんでいましたが、リーマンのデフォルトなどもあり、ついに10月期限の外債が返せない(=デフォルト)状況に近づいているようです。また、ロシアの株式市場では、この2日間に正に恐慌と言える急落があり、取引所によるサーキットブレイク(取引停止措置)が発動されました。

Russian RTS Index USD - Rosja (RTS)

 この10年チャートを見てください。明らかに異常事態です。資源国であるロシアの株価は、ここ最近原油価格と相関がありましたが、いくらなんでも原油はこれほど高騰していませんし、急落もしていません。

 では、何故こんなことが起こっているのか?

 恐らく世界的に投資資金を引き上げ、現金化する動きが加速している為だと思われます。ロシアほど急激ではありませんが、中国の株式市場においても、昨年秋の高値から1/3に下落しています。

 これら資金逃避の動きから考えると、「BRICsなどの新興国経済は、先進国経済と非連動である」、という「デカップリング論」とは反対に、「欧米の景気が悪化すると、先に新興国がダメになる」という構造が読み取れます。

 となると、米国への輸出が陰っている中、なんとか新興国で持っている輸出企業は、これから相当厳しいことになるでしょうね。難しい判断ですが、日本は当面のあいだ輸出企業を見切って、利上げによる円高誘導を行うべきタイミングなのかもしれません。

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