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2008年10月

2008年10月13日 (月)

CDSの損失は意外と小さい?

10日にリーマンのCDS清算会議が開催されましたが、当初の予想と異なり(?)、プロテクションの売り手から買い手への支払額は、7000億円程度と少なかったようです。私も意外に思って色々と調べてみると、どうやら日経をはじめとする(日本の?)メディアがミスリードしていたらしい。

・タイムリーにDTCCが声明を発表し、Lehmanに関してDTCC内でプロテクションの売り手から買い手に支払われる金額は60億ドル程度としている。他のレポートでも目にしたが、ネットの元本はグロスの元本の100分の1程度というのが"rule of thumb"なのだろうか。DTCCはアメリカの保管振替機構のDTCを子会社に持ち、CDSについては取引確認書の照合やプレミアムのネッティング決済などのサービスを行なっているが、全世界でCDSの90%以上がDTCCを経由しているとされている。

いつものあげ足取り(続)

先日書いたGSEの精算についても、日経Web記事では「相当な損失」とされていましたが、結局相対取引である以上は、清算価格がプロテクション額の8.6%(リーマンの場合)であろうと、残額の91.4%を受取るプロテクションの買い手が存在し、その買い手も別のプロテクションの売り手であることから、グロスで40兆円あってもネットでは数十分の一のリスクであるらしいのです。言われてみれば、当たり前ですが・・・

とすると、いくらなんでも今回の急落は悲観的過ぎるかもしれません。

欧州も、12日開催の緊急首脳会談で銀行間取引の政府保証を行うらしいですし、これは先週金曜日が当面の底だった可能性も高いですね。

まあ、米国はこの段階で持ち直すレベルのダメージではないのですが、国際的にドル買いの協調介入が匂ってくる状況では、次の下落は年明けになるかもしれません。日本のリバウンドは、11,000円くらいまでですかねぇ?

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2008年10月10日 (金)

ついにJ-REITが破綻

お友達のベンチャーキャピタリストの人とかと、2004年くらいから「REITヤバイよねー」と飲むたびに話していたのですが、ついに上場REITが破綻し始めました。これは、色々巻き込んで大変なことになりそうです。

一説によると、資金繰り難で、簿価1億の物件を1000万で売却したりして凌いでいる例もあるとのこと。買い叩いた方は、笑いが止まらないでしょうね。

それから、一昨日の日経952円下げの際、当日夜に緊急利下げがあることまでは読んでいたのですが、まさか米国市場でリバウンドが全然無いとは思いませんでした。どうやら、短期筋も入れないような状況なんですね。これで逆に相当深刻だということがバレてしまいました。

先に協調利下げカードを切ってしまった今、G7は何も打ち出せないでしょうから、あとは米国世論が軟化するまで、下げが続く毎日となるかもしれません。特に日銀が協調利下げしなかったことで、ドル円は大幅円高に向かいそうですので、ただでさえPBR1を切る水準まで売り込まれている自動車メーカーは、いっそうの下値模索になる可能性が高いです。

先日予想していた10月下旬からの短期リバウンドも、どうなるか分からなくなってきました。

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2008年10月 7日 (火)

次の大波はCDS

GSEのCDSに対する清算価格が決まったとのこと。

住宅公社CDS、元本割れ清算決まる 多額の損失確実に

ダウ10,000ドル、日経10,000円で小休止した後は、CDSの大波がやってくるのでしょうか?

韓国もIMF逝き確定(というより、IMFが断りそうですが)っぽいし、アイスランドは国ごと破綻したジンバブエコースまっしぐらです。米国市場は、10月中旬の金融機関中間決算後に少しリバウンドすると思いますが、日本は10月末から11月に掛けて、輸出産業を中心に超絶下方修正見込みの中間決算があるので、はたしてどうなることやら・・・

そういえば、うちの父親に早急に処分するように伝えた某地銀ですが、結局逃げ遅れて、まだ持っているそうです(笑)。

「倒産はしないだろうから、5年くらい塩漬けにしておく」とか言ってるので、「(実質的に)倒産する可能性もあるよ」と返しておきました。このやり取りを見ると、一般的にはまだまだ楽観的な予想が多数を占めている気がします。

年末に掛けて、もっとハッキリ表面化してくると思いますが、実際はさらに酷い状況になるでしょう。日本もあと3年くらいはダメかもしれません。

但し、復活が最も早いのも日本だと思いますので、投資家の皆さんは、これからやってくる大暴落と底値買いのチャンスに備えておくべきでしょう。なんだか金持ち父さんみたいですね。

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2008年10月 2日 (木)

本格的に不況風が吹いてきた

本日昼頃に米上院で修正条項付救済法案が可決されましたが、日経は午後も続落。最近は日本市場が米国に追従しないことが多くなりました。でも、現在の米国市場は明らかに公正な状態ではありませんので、日本の反応が逆にマトモなのだと思います。つまり、最近書いたとおり、「10月からは大幅な下落がやってくる可能性が高い」ということです。

そういえば、昨日は米国の9月度自動車販売実績が発表されました。トヨタ-32%、ホンダ-24%、日産-37%の超大幅減です。アジアでも、中国こそ微増でしたが、インドは二桁減となりました。

米新車販売9月は26%減、信用不安で15年ぶり百万台割れ

ホンダは国内普通車でも-40%となっており、元ホンダマンとして心配になってきます。まあ、90年代にダメになったときも二輪部門が支えたので、今回も二輪と汎用で凌げる事は凌げると思いますが・・・

恐らく、国内主要メーカーは、9月中間決算で大幅下方修正を出すと思います。他産業も概ね似たようなものでしょうが、輸出関連は特に軒並みやられるでしょうね。ちなみに、特に自動車の場合、米国でローン債権やリース債権に関して、貸倒引当金を積む必要が出ている状況でしょうから、もしかすると、年度末にかけてとんでもないマイナスが出てくる可能性もあります。気を付けましょう。

そういえば、先日、父親とゴルフをした帰りに実家に寄って株の話をしたのですが、「某地銀を持っている」とか話しているので、「直ぐ売った方がいい」と伝えました。デベロッパーがバタバタ潰れている現状では、明らかに危険です。上がり目のあるメガバンクの方が、まだマシです。

こんな感じで本格的に不況風が吹き始めた現状ですが、幸いにも当社は比較的順調に進捗しています。ただ、来年は顧客企業の方にダメージが出るでしょうから、IT産業も影響を受けるのでしょうね。今からキチンと備えておこうと思います。

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