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2009年3月19日 (木)

ついに米国で自動車リース/ローン債権に火の手が・・・

10月から何度か書いてきました米国自動車市場のリース/ローン債権引き当て問題ですが、ついに火の手が上がりそうです。

[東京 12日 ロイター] 国内自動車メーカーが米国でローンの貸し倒れ増加に直面している。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)とホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)、日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)の大手3社は貸し倒れ損と引当金を合わせ、2008年4─12月期に1000億円以上の関連費用を計上した。

 3社の金融債権は約16兆円にのぼり、その多くが米国向け。同国の失業率は悪化の一途をたどっており、引当金のさらなる積み増しを迫られる可能性がある。

国内自動車メーカー各社、米国で貸し倒れ増に直面

各社の金融債権残高は、

  • トヨタ:9兆4000億円
  • 日産:2兆7000億円
  • ホンダ:3兆7000億円

とのこと。それぞれ5%程度毀損するだけで、ものすごい引当金計上を迫られる規模となっています。ちなみに、トヨタのリース/ローン債権を取り扱う金融子会社であるトヨタファイナンスは、先月中旬に国際協力銀行に2000億円の緊急融資を申し込んでいます。どうやら資金繰りの問題が既に顕在化している様子。

国際協力銀、資金繰り支援で緊急外貨貸付 トヨタファイナンスが申請

なんか、「5月までに在庫調整を終えて6月から増産する」とか言っている向きもありますが、どう考えてもヌルイです。

米国の自動車リース/ローンは不動産と同様にノンリコースなので、このまま失業率が増加していって閾値を超えてくれば、皆一斉に手放しますよ。そのときは、中古車市場に玉がダブついて、玉突き事故的に新車市場にも影響を及ぼします。そうなると、新車は売れないは、リース/ローン債権は焦げ付くはでダブルパンチです。本当は定昇なんかやってる場合じゃないはずなんですが、自動車各社の経営陣は危機意識が足りないんでしょうか。

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