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2010年9月15日 (水)

円高で菅勝利を知る

昨日の午後、PCで仕事をしている時にいきなりドル円が83円近辺まで上昇し、民主党代表選で菅さんが勝利したことを知ることとなりました。

個人的には小沢グループ、鳩山グループ、羽田グループなど基礎票の多さや演説の出来から、小沢さんの勝利を予想していました。ただ、世論に押されてかなり造反者が出たようですね。鳩山グループなどは、結果的に半数が菅支持に流れたと報道されていました。まあ、各自が地元に帰った際に、「政治と金」と支援者から口撃されて堪らなかった面も多々あるのでしょう。

私は以前から、「代表選の結果はどうあれ、小沢さんの負けはない」と考えていました。現実の選挙結果は菅代表再選なわけですが、それでも「負けはない」と考えるのには理由があります。

まず、菅陣営とマスコミによるあれだけのネガティブキャンペーンにも関わらず、国会議員票で五分五分まで持っていったこと。また、事前調査では8:2と報道されていた地方議員票と党員・サポーター票でも、得票率では6:4と意外に善戦しています。これは民主党内に約半数の小沢支持者を得たことを示すものであり、菅陣営が目論む「小沢外し」を牽制する意味から非常に大きなポイントです。

菅さん(実態は仙石さん?)は、「小沢外し」を掲げたからこそ支持を得ていた面もありますが、逆に支持者の全員が党分裂含みとなる「小沢外し」に賛同しているわけではありません(特に労組系議員とか)。だからこそ、選挙戦終盤で「小沢外し」の看板を「挙党一致」に架け替えて臨んだのであり、小沢基礎票を切り崩す際にも「党分裂はさせない」と約束していると思われます。つまり、陣営内に「小沢外し派」と「挙党一致派」を抱えているわけで、小沢グループの処遇をどうするかは非常に難しい問題を抱えています。

仮に、小沢さんを本人が納得出来るポスト(幹事長か閣内主要ポスト?)で処遇するとすると、これは先の鳩山仲裁の実現にほかなりませんので、ある意味で小沢さんの思惑と一致すると思います。

逆に、小沢グループを要職から完全に干した場合には、党内の半数が与党内野党となり、小沢グループの同意を得ない限りは、ねじれの参院の前に衆院を通りません。さらには、野党が内閣不信任案を提議した場合に賛成若しくは棄権することも可能となります。これは小沢グループが、ある種のキャスティングボートを握ることを意味します。

また、衆参ねじれの状況ですので、どこかの野党を取り込まなければ来年度予算は通りませんが、野党とのパイプが少なく公明党と決定的に不仲な菅さんでは、このまま本年度末を乗りきれる可能性は低いと思います。その場合は連立か解散総選挙となるわけで、やはり小沢さんに声が掛かる可能性があると思います。

というわけで、代表選では負けたけれども、ポジション的に面白い立ち位置になった小沢さんですが、今回の件で世論の逆風は切実に感じているでしょうから、次回は必勝を期して自ら起つことは無いかもしれませんね。原口さんか細野さんか分かりませんが、きっと民主党代表選に立候補したことが無い若手を後継指名して、雪辱戦に望むのではないかと思いました。

最後に続投となった菅総理には、いつまでも官邸に引きこもっていないで毅然と行動していただきたいと思います。経済は言うまでもありませんが、昨今は外交にも大きな問題を抱えています。何時までも戦後を引きずっていないで、一刻も早く土下座外交を脱却し、自主独立の気概をもって事に当たることを期待します。

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