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2010年10月 8日 (金)

これは西側世界の宣戦布告だな

中国人初のノーベル賞受賞者が民主化活動で現在投獄中の劉暁波氏とは、驚くとともに笑ってしまいました。1989年には同じく中国政府が「反動主義者」として忌み嫌うダライ・ラマ14世がノーベル平和賞を受賞しており、どうやらノーベル委員会は中国政府が大嫌いな様子です。

ノルウェーのノーベル賞委員会は8日、中国共産党の一党独裁体制の廃止などを求めた「08憲章」の起草者で、中国で服役中の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏(54)に2010年のノーベル平和賞を授与すると発表した。中国の民主活動家の受賞は初めてで、中国政府が激しく反発するのは必至だ。
ノーベル平和賞に劉暁波氏 投獄中の中国民主活動家

ちなみに上記の記事では「中国政府が反発するのは必至」と書かれていますが、既にこんな事態が起こっているようです。

中国各地で8日、ノーベル平和賞の受賞者を発表する様子をノルウェーから生中継していた米CNNテレビの画面が、午後5時(日本時間同6時)4分から12分まで真っ黒になった。NHKのニュース番組の放送も同時刻、アナウンサーが「ただいま、ノーベル平和賞のニュースが入ってきました」「中国の人権活動家の劉暁波さんに決まりました」と言った直後に停止し、関連のニュースが終わると復旧した。いずれも中国当局が劉氏への授賞を国民に知らせないために操作したとみられる。
ノーベル賞中継、CNNとNHKの放送一時中断 中国

中国政府の対応は相変わらずですね。ネットや国際電話もある中で、未だに情報封鎖が可能と本気で考えているのでしょうか。

それにしても、スプラトリーや尖閣の問題を契機として、欧米の中国嫌いに拍車が掛かっている様に思えます。特に対日禁輸処置や在中日本人をスパイ容疑で拘束するなどの横暴な行為は、米国ではワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズなど左右両方のメディアから叩かれましたし、欧州でもフランスのル・モンドや英国のエコノミストなどが強く批判しました。

米国防総省も反中国レポートを提出するなど中国敵視姿勢を強めており、劉氏のノーベル平和賞受賞は西側世界から中国政府に対する宣戦布告と考えても良いかもしれません。日本人としてはあまり巻き込まれたくないというのが本音だと思いますが、きっと戦場になるのは近所の海なんでしょうねorz。

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