« 中国粉ミルク事件 「被害者」に実刑判決??? | トップページ | 最近買ったお薦めグッズ »

2010年11月11日 (木)

スタグフレーションの入口

米ドルの増刷余波で中国の物価上昇が止まりません。

 中国国家統計局が11日発表した10月の消費者物価指数は、前年同月比で4・4%の上昇となり、2008年9月(4・6%上昇)以来、2年1カ月ぶりの高い伸びとなった。中国政府が物価上昇率の目標とする3%を大きく上回っており、一段の金融引き締めによる景気過熱の抑制策を迫られるのは必至だ。

 11日からソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合などで、米国の追加金融緩和で新興国に資金が流入し、「バブルを招いている」との批判を強める可能性もある。

 消費者物価は、食品が10・1%上昇し、非食品も1・6%上昇した。工業品の卸売物価は、原油高騰などから5・0%上昇となり、前月の4・3%から上昇幅がさらに拡大しており、一段の消費者物価の上昇要因になると懸念されている。

 中央銀行である中国人民銀行は10日、金融機関の預金準備率引き上げを発表したばかりだが、さらなる引き締めに踏み切る可能性もある。
中国、消費者物価4・4%上昇 「米緩和でバブル」批判強める

10月のCPIが4.4%上昇、同PPIが5.0%上昇とは、これまたスゴイ勢いで物価が上がっていますね。特に食品が10.1%上昇となっており、上海現地情報によると、やはり豚肉と野菜を中心とする食品とガソリン価格がうなぎ登りとのこと。

実は日本でもCGPI(企業物価指数)に反転の兆しが出ており、このまま推移するとデフレからインフレに移行する可能性が高まってきました。

 日本銀行が11日発表した10月の国内企業物価指数(速報、2005年=100)は103.0で、前年同月より0.9%上がった。前年同月比で上昇したのは4カ月ぶりで、上昇幅は2008年12月以来1年10カ月ぶりの水準。前月比では0.2%上がり、5カ月ぶりの上昇となった。

 10月からのたばこ増税が響いた。その影響を除くと前年同月比で0.5%の上昇にとどまり、企業物価の基調は大きく変わっていないという。

 国内企業物価指数は企業同士で取引されるモノの価格の動きを示す。品目別では、市況が上がっている石油・石炭製品が前年同月比5.6%、たばこ増税の影響で加工食品が同2.7%それぞれ上昇した。価格競争が激しい電気機器は同3.1%下落した。
たばこ増税影響、企業物価指数上昇 10月

上の記事では原因をたばこ増税の影響としていますが、下のグラフを見ると前年同月比では2009年8月を底にトレンドが反転していることが読み取れます。

但し、物価高騰といっても好景気ではありませんので、インフレーションではなくスタグフレーションになる可能性の方が高いと思います。以前から今秋以降の市中金利上昇を予想して個人的なヘッジは掛けているつもりですが、さてこの後どうなるのでしょうか?

|

« 中国粉ミルク事件 「被害者」に実刑判決??? | トップページ | 最近買ったお薦めグッズ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1100243/37625311

この記事へのトラックバック一覧です: スタグフレーションの入口:

« 中国粉ミルク事件 「被害者」に実刑判決??? | トップページ | 最近買ったお薦めグッズ »