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2010年12月27日 (月)

中国経済 前門のインフレ、後門のバブル崩壊

中国の経済政策がインフレとバブル崩壊の合間で厳しさを増しています。ここに来て物価上昇が止まらず、シビレを切らした政府は0.25%の利上げを発表しました。

中国人民銀行(中央銀行)は19日、金融機関の貸出・預金金利を20日から0.25%引き上げると発表した。中国が本格的な金融引き締め策となる利上げを実施するのは2007年12月以来、2年10カ月ぶり。
中国、0.25%利上げ 2年10カ月ぶり バブル懸念の再燃で

これは10月に引き続き、11月のCPIも大幅な上昇となったことを受けたものとなります。

中国国家統計局が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.1%上昇した。10月の4.4%上昇から加速し、ブルームバーグ・ニュースが29人のエコノミストを対象にまとめた予想中央値の4.7%上昇も上回った。
中国11月CPI、前年比5.1%上昇に加速-利上げ圧力増す

現地からの情報では、一般市民の間で物価上昇(特に食品)を理由とした政府批判が公然と頻発している状況とのこと。将に「食い物の恨みは恐ろしい」を地で行く展開です。

これに伴い、9月の底値から一時25%程度戻していた上海市場も、再び2800を割り込んできました。

Shanghaicamzrvuq_2

また、12月17日に2.0%を切っていた上海インターバンク翌日物レート(SHIBOR)が、本日は4.5%と実に2倍以上に急騰しています。

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インフレ退治の為に金利を上げると、今度はバブル崩壊が迫ってくるという、将に「前門のインフレ、後門のバブル崩壊」という状況に陥っており、少なくともここ暫くは綱渡りの状態が継続しそうです。

上海の富裕層がバブル崩壊を見越して国外脱出を図っているという話も最近聞きますし、移住先として東京の人気が高いため、都内のマンションがよく売れるという現象も起こっている様子。中国経済もそろそろ限界か。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

580人が国外逃亡 経済犯罪容疑で=中国―【私の論評】なぜ逃亡するのか、考えればわかる中国の内情!!

ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」

こんにちは。今年も、中国から500人以上もの官僚が、巨額の資金を巻き上げて国外に逃亡する事件が後を絶ちませんでした。一党独裁の政治体制下で、独立した司法機関とメディアによる監督がなく、幹部の汚職を防ぐのは至難だということだと思います。軍事力にだけ頼り、中国を弱体化させることは、なかなか難しいと思いますが、このような、中国の弱点に付け込み、内部から崩壊をさせるような諜報活動は、かなり効果があるものと考えます。当然、ロシアやアメリカは実施しているものと思います。日本も、参加すべきと思うのは私だけでしょうか?詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2010年12月31日 (金) 10時50分

>yutakarlson様

コメントありがとうございます。
中途半端な日本のミリタリーパワーでは、他国の正常に干渉することは事実上不可能ではないでしょうか。

賛否は別として、現時点では何事にも受動的な対応しか取れないかと思います。

投稿: miyoshi | 2011年1月 4日 (火) 10時37分

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