« 「トランスフォ~ム」とか叫びそうなバイク | トップページ | 美容室からのスパム »

2011年1月17日 (月)

中国の金融引締め

中国人民銀行は先週末に預金準備率を50bp引き上げると発表しました。

 [北京 14日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は14日、預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き上げると発表した。預金準備率の引き上げは過去2カ月余りで4度目で、中国政府が今年の最優先課題としているインフレ抑制に向け、強い姿勢を示す形となった。
中国預金準備率引き上げ:識者はこうみる

これを受けて週明けの上海市場は急落し、バブルを抱える不動産、銀行セクターを直撃する形となりました。

【上海時事】17日の中国・上海株式市場は、先週末の預金準備率引き上げを受けた金融引き締め懸念などから大幅続落し、市場全体の値動きを反映する上海総合株価指数は一時、3カ月半ぶりに2700台を割り込んだ。終値は3.03%安の2706.660と、昨年9月末以来の安値。下落率も同11月16日(3.98%)以来の大きさだった。
 金融引き締めの影響を大きく受ける不動産株と銀行株が下げを主導。不動産最大手の万科企業は7%安、中国建設銀行は4%安だった。(2011/01/17-18:15)
上海株、3%急落=預金準備率引き上げ受け

まもなく発表予定の12月CPIも5%を超えていると予想されており、中国のインフレはこの程度では止まらないと思われます。恐らく、今後は市中金利の大幅引き上げも含めた、再三の金融引締めが行われることとなるでしょう。

また、中国では現在不動産税(日本の固定資産税に相当)の導入が検討されており、最初は上海、香港などの投資物件に限定適用されると言われていますが、最終的に不動産保有コストが上昇する方向へ誘導されるのは間違いありません。

上海では新築マンション価格がPER500倍にも達するケースがあり、今後不動産価格の大幅な調整は避けられない事態となってきたように思います。私の読みでは、新築分譲価格500万RMB(6,280万円)のマンションの適正価格は高くても200万RMB(2,512万円)程度、不動産投資として表面利回り5%(PER20倍)で計算した場合は100万RMB(1,256万円)程度です。このアンバランスは、今後インフレによる一般財の価格高騰か、不動産価格低下のどちらかで均衡させることになるのでしょうね。

|

« 「トランスフォ~ム」とか叫びそうなバイク | トップページ | 美容室からのスパム »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1100243/38507872

この記事へのトラックバック一覧です: 中国の金融引締め:

« 「トランスフォ~ム」とか叫びそうなバイク | トップページ | 美容室からのスパム »