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2011年2月10日 (木)

トヨタが無罪放免

ちょうど1年ほど前に、トヨタ米国急加速問題の技術面についてエントリを書きましたが、炎上から2年たった先日、ようやく米国でトヨタの無罪放免が決まったようです。

 [ワシントン 8日 ロイター] 米当局が8日発表したトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート) のリコール(回収・無償修理)問題の原因に関する調査報告書によると、トヨタ車の意図せぬ急加速問題と電子スロットル制御システムとの間に関連性は認められなかった。
 ラフード米運輸長官は声明で「トヨタ車の急加速問題は、電子系統が原因ではなかった」とした。

 米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が米航空宇宙局(NASA)のエンジニアと協力して行った調査で、急加速の原因として唯一特定できたのは、これまでも指摘されてきたアクセルペダルの問題と、アクセルペダルの戻りを阻害する可能性のあるフロアマットの問題のみだった。
トヨタ車の急加速問題、電子系統が原因ではない=米当局

何はともあれ、事実上リコールが不可能な電気系統の不具合が発見されなくて良かったと思います。

今回の発表を受けて、日本のメディアは「米国のトヨタ叩き」として報道しているようですが、そもそもこの疑惑は「ブレーキオーバラーライド装置」を設置していれば未然に防げたものであり、やはりトヨタの利益志向経営が引き起こした側面も見逃せません。内部でもおそらく同様の反省があったのでしょう。同社は問題発覚以降に全世界で1600万台以上をリコールしており、経営的にも非常に大きな教訓となったと思われます。

一時的に極端に落ち込んだ業績も、ずいぶんと回復してきているようですので、今後は以前のような高い品質を誇る製品を、どんどん世の中に送り出して欲しいと思います。

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