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2011年2月10日 (木)

中国・インドの利上げ

先のエントリの予想通り、中国人民銀行は金融機関の貸出金利と預金金利の0.25%引き上げを発表しました。

 【北京・浦松丈二】中国人民銀行(中央銀行)は8日、金融機関の貸し出しと預金の金利を1年物で0・25%引き上げると発表した。利上げは今年初めて。2年10カ月ぶりとなった昨年10月20日以降では3度目。インフレ抑制への強い姿勢を示した。

 春節(旧正月)休暇(2~8日)明けで1週間ぶりに市場が開く9日から実施する。引き上げ後は1年物定期預金金利が3・00%、貸出金利が6・06%。1年物以外についても期間の長さなどに応じて金利を引き上げる。
中国:0.25%追加利上げ

この引き上げは、1月のCPIが再び5%を突破したことが背景にあると言われており、中国の強力なインフレはまだまだ収まりそうにありません。

また、BRICsの一角であるインドも同様のインフレ病に襲われており、インド準備銀行(中銀)は利上げを決定すると共に追加利上げにも言及、さらにインフレ高止まりに懸念を表明しています。

2月3日(ブルームバーグ):インドの食品のインフレ率が、1カ月ぶりの高水準に達した。サービス業の伸びが加速し、追加利上げの可能性が高まった。

  インド商工省が3日発表した1月22日終了週の農作物の卸売物価指数は前年に比べ17.05%上昇となった。一次産品の卸売物価指数は18.44%上昇。
インド:食品インフレ率、1カ月ぶり高水準-追加利上げも(Update1

このインフレの背景にあるのは、世界的な通貨安です。よく米国のQE2が引き合いに出されますが、日本以外の殆どの先進国は強烈な金融緩和を実施しており、何らかの形でドルにペッグしている通貨は事実上全て下落しています。これに呼応する形で国債も下落を続けており、米国10年債利回りは3.72%、日本10年債利回りは1.325%まで上昇してきました。

一方、景気の先行きとして気になるのが、先行指標であるバルチック海運指数(BDIY)の下落です。

Chart

5月26日に4206で天井を打った後、一旦反発してから底割れして下がっており、2月4日には1043を付けています。BDIYは株価の3~6ヶ月先行指標とされており、現在の株高が昨年9月の戻り分だとすると、今後は大きく下落することになると思われます。折しも季節は2月の節分。「節分天井、彼岸底」の格言は今年も的中するのでしょうか?

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