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2011年6月17日 (金)

中国経済綱渡り

ブルームバーグに、中国の住宅関連需要が落ち込んできているという記事が掲載されていました。

6月17日(ブルームバーグ):中国・北京の金物店、海洋裝飾では、塗料やアルミサッシの売れ行きが鈍っている。個人消費が鈍化し、内需拡大を目指す政府の目標が挫折しかけていることを示す兆しの1つだ。

金物店の店主は「ピーク期は過ぎ去ったようだ」と語る。昨年は1日当たり最高4000元(約5万円)に上った売上高は、政府が住宅価格の上昇抑制策を強化してからは3000元程度に落ち込んでいるという。

北京の金物店の窮状は、温家宝首相にとってのジレンマを浮き彫りにしている。首相が推し進めるインフレ抑制策が、内需主導型経済への移行に向けた取り組みを損なっているのだ。中国経済は輸出や投資支出への依存を減らすことができず、外需や資産ブームの動向に左右される状態が続いている。
中国:頼みの綱の個人消費が鈍化、頭打ちか-内需型経済への移行難航

売上がピーク時の25%減とは結構な減少幅です。当然、住宅着工数や販売数に連動していると見てよいと思います。にも関わらずCPIは上昇を続けており、インフレ抑制策がインフレを退治出来ていないのに、内需を萎ませる効果だけは発揮しているというように考えられます。

本来ならば大幅人民元高を許容すべき段階に差し掛かっていると思われますが、現段階では中国政府にその意思がないようです。

また、本文中でも指摘されていますが、中国国民からは物価に比較して預金金利が低すぎるとの不満もあるようで、ここから先の金融政策はさらにタイトな綱渡りを強いられるでしょう。

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