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2011年7月 1日 (金)

ギリシャのロールオーバーにフィッチが釘を刺す

ギリシャ国債のデフォルト危機に対して、ECBが主導してロールオーバー(借り換え)をさせる計画が国会承認されたことにより、世界的に株価が反転高騰しています。ところがこのタイミングで格付け会社のフィッチが重要なコメントを発表しています。

 6月28日(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レーティングスは、民間投資家をギリシャ債ロールオーバーに参加させる欧州連合(EU)の計画が実行された場合、ギリシャがデフォルト(債務不履行)したと判断する「公算が極めて大きい」と、ソブリン格付け責任者のデービッド・ライリー氏が明らかにした。

  EU加盟国の首脳らは第2次ギリシャ救済の一部として民間投資家のコスト分担を求め、向こう3年に満期を迎えるギリシャ債のうち少なくとも300億ユーロ(約3兆4600億円)について保有者が借り換えに応じることを目指している。

  ロンドン在勤のライリー氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に寄せた書簡で、「そのようなシナリオをフィッチはソブリン債デフォルトイベントと見なしギリシャのソブリン債を制限的デフォルト格付けとする公算が極めて大きい」と記している。
ギリシャ債ロールオーバー、デフォルトである公算極めて大-フィッチ

要するに「お前ら無理やり問題先送りしたつもりだろうが、借り替えたらデフォルト宣言すっからな!」と言っているわけでして、まあ当たり前と言えば当たり前なんですが、「だったらやる意味無いじゃん」となりそうな一言ではあります。

元々この提案はギリシャ救済策というよりも、仏大手行の救済策と言った方が正しいので、ロールオーバーした債権がデフォルト格付けされてしまうと、銀行側は損失処理せざるを得ず、問題をより複雑化するだけになってしまいます。米国株価やユーロがおもちゃにされている現状で、事態をどうランディングさせるつもりなのか、大変興味深いですね。

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