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2011年8月30日 (火)

今回の勝者は菅直人

2代続けて増税論者の財務大臣が総理とか・・・。結局、この国のエスタブリッシュメントは官僚であり、その官僚をコントロールしているのは予算編成権を握っている財務省、ということが如実に示された民主党代表選でありました。

まあ、それはさておき、野田内閣の船出は最初から厳しいものになりそうです。

  • 今回の代表選は菅降ろしの結果であるにもかかわらず、その後任が菅内閣の重要閣僚である野田氏であること
  • 野田氏の選対顧問は岡田幹事長で主な支持者も菅グループであり、左遷されていた前原氏よりもより菅内閣の正統後継に近いこと
  • 野田氏以外は緊縮財政(復興増税)に反対していたにもかかわらず、「反小沢」の旗印で下位連合が成立してしまったこと
  • 自民・公明両党には大連立を組む意向もそのメリットもないこと(現状の方が責任を負わずに意見を通しやすい)
  • 野田氏本人に「政治とカネ」疑惑があり、前原氏と合わせて野党の追求が厳しくなりそうなこと
  • (常識的に)岡田幹事長を留任させた場合、相変わらず選挙に弱そうなこと

などなど。

個人的には、「右でも左でも安定した政治を実現してほしい」と思っているところですので、野田さんにはポジティブ・サプライズを起こして欲しいと思います。焦点は幹事長人事ですが、岡田・枝野両氏だと最悪、鹿野さんがベター、小鳩グループから出せたら党内融和が進んでベストと言うところでしょうか。菅内閣もそうでしたが、どだい数が勝負の政治の世界で党内最大派閥を「干す」こと自体に無理がありました。野田さんがワンポイントリリーフではなく本格政権を目指すのだとしたら、対立派閥の小沢さんを取り込むくらいの度量が欲しいところです。

また、野田さんは54歳で小沢さんより一回り以上若いので、今回の一戦で今後小沢さんが民主党代表に再選されることはなくなったと見て良いと思います。小沢さんは、今のやり方では周囲にここまで嫌われるということを自覚した上で、自身が託すことのできる後継者育成に取り組むべきでしょう。

それにしても、菅さんの強運と言うか戦術功者ぶりは驚くべきばかりです。小沢さんもまさか菅さんに足をすくわれるとは思ってなかったでしょうね。総理さえやらなければ良かったのに・・・

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