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2011年10月31日 (月)

オマエはもう・・・死んでいる!

EUがスッタモンダの挙句に合意したギリシャ債務の50%減免(ヘアカット)ですが、EUと債権放棄する銀行とISDA(International Swaps and Derivatives Association, Inc.)は「クレジットイベントにあたらない (`・ω・´)キリッ」と強弁するも、早速フィッチから「デフォルトに決まってんだろ!ドアホ!」というツッコミが入っています。そう言えばフィッチは、以前も同じような事を言っていましたね。

 【ロンドン=中沢謙介】米欧格付け大手フィッチ・レーティングスは28日、ユーロ圏が合意したギリシャ債務の削減が実施された場合、ギリシャ国債を「債務不履行(デフォルト)」とみなすと発表した。

 ギリシャ債務の削減について、大手格付け会社が格付けに与える影響を示すのは初めて。同社は債務削減が行われる来年1月にも、同国債を「デフォルト」格に引き下げるものとみられる。

 ユーロ圏は首脳会議で、財政・金融危機の収束に向けた包括策の一環として、民間投資家が保有するギリシャ国債の元本を50%削減することで合意した。フィッチは債務削減自体については、「ギリシャ財政をより持続的なものにするために必要なステップだ」と評価している。
ギリシャ国債「デフォルト」とみなす…フィッチ

最終的にクレジットイベントになるのかどうかは、残る2社の格付機関がどのように判断するのかにもよりますが、仮に本件が政治的圧力によってデフォルト認定されなくても、金融市場はその影響を免れないようです。

 [ロンドン 27日 IFR] 民間が保有するギリシャ国債の50%の元本減免(ヘアカット)で欧州連合(EU)と銀行側が合意したが、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場関係者の間では、市場の存在意義が問われる事態との声があがっている。

 通常なら国債への投資家が50%のヘアカットや債務全体の免除などに自発的に応じることはありえない。今回の合意には、強い政治的圧力があったことを示す。

 原則的には国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)は、このような事態はクレジットイベントと認定するに十分で、CDSの支払いが発生する。

 しかし自発的なためにイベントに該当しないとするなら、CDSのプロテクションを買う意味がなくなり、CDS市場が不要ということにもなり得る。

 スイスインベストのアンソニー・ピーターズ氏は顧客向けノートで、「今回の事態は債務不履行(デフォルト)の構成要件を再定義したようなものだ。ギリシャはデフォルトを起こしたと誰もが認識している」と指摘。その上で「ユーロ圏諸国の政府、国債が額面の価値である必要がなく、額面で償還しなくてもデフォルトとは呼ばないという前例を得たことになる」と指摘した。
ギリシャ国債の50%減免合意、CDS市場の存在意義問う事態

確かにこれがクレジットイベントにならないのであれば、逆に何がクレジットイベントに該当するのか分かりませんし、リスクヘッジにCDSを購入する意味がありません。言うなればCDSを無価値化したのと同義ですから、今後CDSが売れないのはもちろん、国債を含むネイキッドの債権自体が売れなくなるのではないかと思います。また、現在金融機関が保持しているCDSをゼロ査定する必要も出てくるでしょう。

果たしてそこまでしてギリシャを救う必要があるのか? そもそも、これによってギリシャは救われるのか?

やっぱり、「既にEUは死に体」というのが本当の所ではないでしょうか。

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