« 2012年3月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年4月

2012年4月 2日 (月)

VVAULT3.0をリリース

昨年9月のVer.2.0リリースから半年ですが、本日VVAULTをメジャーバージョンアップしてVer.3.0をリリースしました。今回の目玉機能はBCP(業務継続計画)/DR(災害対策)に対応するクラウドバックアップ機能です。

このクラウドバックアップ機能は、Ver.2.0で開発した仮想ドライブのデータをリアルタイムにバックアップ/リストア/マイグレーションする技術「VVAULTライブ・テクノロジー(VLT)」を拡張したものです。従来は、ローカルドライブで構成された2つの仮想ドライブ間でレプリケーションしていたのですが、Ver.3.0では2つのVVAULTサーバの仮想ドライブ間でレプリケーション出来るようになりました。

さらに、そのサーバ間の通信プロトコルをHTTPSとしたことにより、従来の広域クラスター構成のような大容量のWANやVPNが不要になり、フレッツなどの一般的なインターネット回線でVVAULT間を接続するだけで、簡単にBCP/DR対応システムが構築可能となりました。

Image_03

また、本日同時リリースしたNTTコムさんの「Bizシンプルディスク バックアップタイプ」は、このVVAULT3.0のクラウドバックアップ機能を活用し、お客様拠点に導入したVVAULTサーバのデータを、NTTコムさんのデータセンタ内に設置したクラウド基板上のVVAULTサーバへバックアップするクラウドストレージサービスです。クラウド基盤上のVVAULTサーバは同じクラウド基盤上のストレージサービスに接続されており、そのストレージサービスをVVAULTで統合することで、必要に応じたストレージ容量を割り当てられる様になっています。

Bsd3

ところで、このVVAULT3.0の「インターネット接続したサーバ間でVLTを実行する」というアーキテクチャは、ネットワーク構成を変更しなくても良かったり、VPN回線の費用を削減できたりと、機能的に優れていることはもちろんコスト的にも優れており、NTTコムさんとの協業(?)にあたっても、先方から大変ご評価いただいた部分です。

しかしながら、実際に作ってみて初めて分かったこともありました。プロトコルをCIFSからHTTPにすることで、ファイルの転送速度を3倍程度向上させられたことです。正直に言って、これには当社も驚きました。CIFSが冗長な処理をしているのは速度問題に苦労したので良く分かっていましたが、シンプルな処理のHTTPに置き換えるだけでこんなに速くなるんですね。

クラウドバックアップサービスでは、導入時にフルバックアップを取る必要がありますので、この転送速度は非常に重要です。また、バックアップをリアルタイムではなく時間帯指定(バックアップウインドウ)で取得するポリシーの場合も同様です。もしかすると、これは後々強力な優位性になるかもしれません。

まあ、そんなこんなで何とか無事にVer.3.0をリリース出来ましたので、社内では早速次のバージョンの話を進めています。ネタというか取引先さんからのご要望はテンコ盛りなので、選ぶのが中々難しいのですが、とりあえずはバックアップの世代管理でしょうか。以前クロノサーブというタイムスタンプサーバを開発したのですが、その時に世代管理機能(というか似非タイムマシーン機能?)がありましたのでそんな感じかな。

とにかく、VVAULTについてはまだまだ頑張りますので、皆様ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年3月 | トップページ | 2012年8月 »