ベンチャー

2012年8月 7日 (火)

ロジテック様との提携

先月はセミナーやイベントなどが重なって書くのが遅くなりましたが、7月12日に大手ストレージベンダーのロジテックINAソリューションズ(以下、ロジテック)様とストレージ仮想化分野での業務提携を発表しました。同時にロジテック様から発表されたNASの新製品「LSV-5S4CW2シリーズ」から(もちろん、その後にリリースされる製品にも)、当社のVVAULTが標準搭載されることになります。詳細は以下のプレスリリースを御覧ください。

システム開発の株式会社オレガ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三好 修、以下オレガ)は、ロジテックINAソリューションズ株式会社(本社:長野県伊那市、代表取締役社長:葉田 順治、以下ロジテックINAソリューションズ)とパートナー契約を締結して業務提携し、本日ロジテックINAソリューションズが発表した法人向けNAS製品「LSV-5S4CW2シリーズ」からオレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」(呼称:ブイボルト)を標準搭載し、順次市場へ投入していくことを発表いたします。
オレガとロジテックがストレージ仮想化で提携
- ロジテックのNAS製品にオレガのVVAULTを標準搭載 -

今回の発表は先方の諸々の都合で急遽前倒しになったため、十分な準備期間が取れず、残念ながらニュースとしては取り上げられませんでしたが、当社の事業戦略上は非常に大きな意味を持ちます。

というのは、VVAULTの市場エントリー戦略として「ローエンドNAS市場をOEM製品で席巻する」という方針がありまして、このローエンドNAS市場の大手が既存OEMパートナーであるアイ・オー・データさん、今回新たにパートナーとなったロジテックさん、そしてまだパートナーになっていないバッファローさんの3社であるからです。つまり、製品の橋頭堡市場大手3社のうち、2社とパートナー契約が出来たということになりまして、VVAULTがターゲットセグメントのトップシェアとなることがほぼ確定しました(拍手)。ロジテックさんへのOEMライセンス供給はこれからですが、既に時期や条件を詰めており、近い内にOEMライセンス搭載機器をリリースできると思います。

その他の近況としては、SIパートナー様やディストリビュータパートナー様が増えてきており、今秋リリース予定のVVAULT4.0と合わせて、ミッドレンジ市場でも採用が増えてきそうな気配となって参りました。これもローエンド⇒ミッドレンジという市場戦略に沿った動きとなりますので、腰を据えて展開していきたいと考えています。

また、今秋はWindows8/Windows Server 2012のリリースというIT業界の一大イベントも重なりますので、VVAULTもこのビッグウェーブに上手く乗せて行きたいですね。まあ、まずは開発追い込みに入っているVVAULT4.0をキッチリとリリースするところから頑張ります。

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2012年4月 2日 (月)

VVAULT3.0をリリース

昨年9月のVer.2.0リリースから半年ですが、本日VVAULTをメジャーバージョンアップしてVer.3.0をリリースしました。今回の目玉機能はBCP(業務継続計画)/DR(災害対策)に対応するクラウドバックアップ機能です。

このクラウドバックアップ機能は、Ver.2.0で開発した仮想ドライブのデータをリアルタイムにバックアップ/リストア/マイグレーションする技術「VVAULTライブ・テクノロジー(VLT)」を拡張したものです。従来は、ローカルドライブで構成された2つの仮想ドライブ間でレプリケーションしていたのですが、Ver.3.0では2つのVVAULTサーバの仮想ドライブ間でレプリケーション出来るようになりました。

さらに、そのサーバ間の通信プロトコルをHTTPSとしたことにより、従来の広域クラスター構成のような大容量のWANやVPNが不要になり、フレッツなどの一般的なインターネット回線でVVAULT間を接続するだけで、簡単にBCP/DR対応システムが構築可能となりました。

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また、本日同時リリースしたNTTコムさんの「Bizシンプルディスク バックアップタイプ」は、このVVAULT3.0のクラウドバックアップ機能を活用し、お客様拠点に導入したVVAULTサーバのデータを、NTTコムさんのデータセンタ内に設置したクラウド基板上のVVAULTサーバへバックアップするクラウドストレージサービスです。クラウド基盤上のVVAULTサーバは同じクラウド基盤上のストレージサービスに接続されており、そのストレージサービスをVVAULTで統合することで、必要に応じたストレージ容量を割り当てられる様になっています。

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ところで、このVVAULT3.0の「インターネット接続したサーバ間でVLTを実行する」というアーキテクチャは、ネットワーク構成を変更しなくても良かったり、VPN回線の費用を削減できたりと、機能的に優れていることはもちろんコスト的にも優れており、NTTコムさんとの協業(?)にあたっても、先方から大変ご評価いただいた部分です。

しかしながら、実際に作ってみて初めて分かったこともありました。プロトコルをCIFSからHTTPにすることで、ファイルの転送速度を3倍程度向上させられたことです。正直に言って、これには当社も驚きました。CIFSが冗長な処理をしているのは速度問題に苦労したので良く分かっていましたが、シンプルな処理のHTTPに置き換えるだけでこんなに速くなるんですね。

クラウドバックアップサービスでは、導入時にフルバックアップを取る必要がありますので、この転送速度は非常に重要です。また、バックアップをリアルタイムではなく時間帯指定(バックアップウインドウ)で取得するポリシーの場合も同様です。もしかすると、これは後々強力な優位性になるかもしれません。

まあ、そんなこんなで何とか無事にVer.3.0をリリース出来ましたので、社内では早速次のバージョンの話を進めています。ネタというか取引先さんからのご要望はテンコ盛りなので、選ぶのが中々難しいのですが、とりあえずはバックアップの世代管理でしょうか。以前クロノサーブというタイムスタンプサーバを開発したのですが、その時に世代管理機能(というか似非タイムマシーン機能?)がありましたのでそんな感じかな。

とにかく、VVAULTについてはまだまだ頑張りますので、皆様ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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2012年3月29日 (木)

「VVAULT Professional OEM」搭載のHDL-Z4WSCRシリーズが発売

当社パートナーであるアイ・オー・データ機器(以下、IODATA)さんから、VVUALT Professional OEMがプリインストールされたWSS2008R2搭載1Uラックマウント型NAS「HDL-Z4WSCRシリーズ」がリリースされました。4月下旬から出荷開始の予定です。

HDL-Z4WSCRシリーズはWindows Storage Server 2008 R2を搭載したラックマウントNASです。CPUにIntel Atom D2700 2.13GHz デュアルコアプロセッサー、4GBメモリーを搭載し、ハイパフォーマンスを実現。インストールされたソフトウェアを快適に動作させることが可能なほか、大量のサーバーデータのバックアップも高速に行うことができます。
ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional OEM」を搭載し、NASやUSB HDDなどのストレージを統合することが可能。また、サーバーラックに取り付ける際に欠かせないラックマウントレールを標準添付しています。
LAN DISK Zに待望の1U ラックマウントモデル登場!

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また、同時にVVUALT Professional OEMの更新ライセンスについても、IODATAさんから案内されています。

OEMライセンスはほぼVVUALT Professionalと同等機能ですが、

  1. 新規インストール用初年度ライセンスがOEMメーカーにしか供給されない
  2. ライセンスの機種移動が制限される(出来ない)
  3. サポートはOEMパートナーから提供される(お客様⇒OEMパートナー⇒当社)

という制限があり、OEMパートナーがある程度の販売数量をコミットする代わりに当社から低価格でライセンスを供給し、双方が利益を得るビジネスモデルとなっています。

この提携では双方に、

<OEMメーカー>
・ 自社製品(NAS)に安価に「ストレージ仮想化機能」を付加できる
・ 開発リスク/コストが不要
・ 増設用ディスク装置などのアップセルが可能
・ ソフトウェア売上による利益が見込める

<当社>
・ 毎年ある程度の初期ライセンス販売量が見込める
・ OEMユーザの更新ライセンス需要が見込める

というメリットが生じますし、お客様から見ても「定価12万円のソフトウェアがタダ同然でNASに付いてきて、更新ライセンスも定価の半額以下で購入できる」というメリットが生じますので、ある種「三方良し」が実現できるのではないでしょうか。

また、このOEM制度は他メーカーさんとも契約できる(エクスクルーシブではない)設計になっていますので、まずはIODATAさんとガッチリと協業してゆきつつ、今後は徐々に他メーカーさんへも広げていきたいと考えています。

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2012年3月 8日 (木)

「VVAULT Professional OEM」搭載のHDL-ZWSVシリーズが発売

当社パートナーであるアイ・オー・データ機器(以下、IODATA)さんから、VVUALT  Professional OEMがプリインストールされたWSS2008R2搭載NAS「HDL-ZWSVシリーズ」がリリースされました。4月上旬から出荷開始の予定です。

システム開発の株式会社オレガ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三好 修、以下オレガ)は、株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:細野 昭雄、以下アイ・オー・データ)がオレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT Professional OEM」(呼称:ブイボルト)を標準搭載したネットワークハードディスク「LAN DISK(ランディスク) HDL-ZWSVシリーズ」を4月上旬より市場投入することを発表いたします。本製品のターゲットユーザとする小・中規模事業者(SMB)が要求するデータの急増対策や高度なバックアップ機能を「HDL-ZWSVシリーズ」で実現いたします。
アイ・オー・データが「VVAULT Professional」搭載NASを発売
- SMB向けのストレージ仮想化機能をこの一台で実現 -

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本製品は有償版OEMライセンス添付の最初の製品で、今後IODATAさんから発売されるLAN DISK Zシリーズ(通称:青NAS)には、全てVVUALT Professional OEMがプリインストールして出荷されることになっています。

本製品の最もお勧めする点は、ズバリ価格です。VVUALT Professionalの直販価格は年間126,000円ですが、ほぼ同等機能のVVUALT Professional OEMと8TBのストレージを搭載したHDL-Z4WS8.0Vの定価はナント208,000円。単純に差額を計算すると8TBの青NAS部分は82,000円となり、非常にお買い得な価格設定となっています。ストレージ仮想化にご興味がお有りで低価格なメーカー製サーバをお求めの方は、是非ともお買い求め下さい。

なお、IODATAさんでは、既に各取引先様に営業活動を開始しており、お客様からは非常に熱い反応が返ってきているとお聞きしていますので、是非とも本製品でストレージ仮想化市場を開拓していきたいと考えています。

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2012年3月 2日 (金)

VVAULTの紹介動画

最近Facebookばっかりやっているせいで、全然ブログをアップできていませんでした。今回は、当社のパートナーであるIODATA様がVVAULTの紹介動画を作成してくれましたのでご案内します。

元々、私が営業用に作ったPPTファイルとほぼ同じ内容なので、当社がアピールしている部分についてはシッカリと網羅されています。やはり動画にすると分かりやすいですね。

VVAULTは現在次期バージョンの開発が佳境を迎えており、これからテストフェーズに入るところです。ほぼ同時リリースの新サービスもあり毎日が忙しいですが、ビジネスとしてはドンドンと加速して面白くなって来ました。春先から立て続けにニュースを出せる見込みになって来ましたので、ユーザの方々は是非ご期待ください。

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2012年1月 6日 (金)

今年もよろしくお願いいたします

皆様、新年明けましておめでとうございます。当社は今年で設立12年目を迎えることとなりました。これも偏にお客様やステークホルダーの皆様のお陰と感謝しております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、当社は昨日より仕事始めとなったのですが、出社早々驚いたことがありました。TwitterでVVAULTがやたらに取り上げられて、ある種「VVAULT検索祭り」になっていたのです。気になって状況を調査したところ、1月2日に突如「VVAULT」がGoogleトレンドで急上昇していたことが判明しました。しかも、瞬間最大風速では5位を記録していたようです。

お陰様で1月2日は製品サイトへのアクセスが多数あり、当社の統計データによるとユニークユーザ数が16,922件、PVが41,865件、製品ダウンロードが871件記録されていました。「ストレージ仮想化」というマイナージャンルのソフトウェアとしては、当初何故こうなったのか全くの謎だったのですが、アクセス元を解析してみると、どうやら窓の杜大賞関連で「ハムスター速報(通称”ハム速”)」に掲載されたことが原因のようです。恐るべし!、ハム速(ニュー速?)。

まあ、何はともあれVVAULTが世間に認知されるのは良いことなので、新年早々嬉しい驚きでした。

これに加えて、本日の日経産業新聞4面には、12月21日にプレスリリースしたアイ・オー・データ様との業務提携の記事が掲載されていました。こちらの記事は、金沢発にも関わらず当社主体で書いていただいており、大変恐縮しています。また早速、この記事をご覧になった方からの引合いや問い合わせも頂戴しており、こちらも良い方向に繋げていきたいと考えています。

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来週からはクラウド関連のプロジェクトがスタートする予定です。関係者の皆様におかれましては、引き続きよろしくお願いいたします。

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2011年12月27日 (火)

VVAULTが窓の杜大賞銅賞を受賞

この度「VVAULT」が株式会社Impress Watch主催の「2011年 窓の杜大賞」銅賞を受賞いたしました。また、集計外ですが同時開催のFacebook版では堂々のトップ得票となりました。これも偏に応援して下さった皆様方のお陰と深く感謝しております。

銅賞に選ばれたのは、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」です。余ったHDDやUSBメモリなどをひとつの仮想ディスクにまとめることが可能で、操作が比較的シンプルである点や、クライアントOS向けには無償で提供されている点が支持されました。また、「Windows Home Server 2011」では非搭載となった“Drive Extender”機能の代替としても利用可能で、専用のアドオンが提供される点を評価するコメントも多く寄せられました。これまで高価な企業向け製品にのみ搭載されていた“ストレージ仮想化”を身近なものにしてくれたという点で、本ソフトが果たした役割は大きいと感じます。
2011年 窓の杜大賞 結果発表

正直に申し上げて、大賞を獲得できなかったのは残念ではありますが、「ストレージ仮想化」という一般にはあまり認知されていないジャンルの製品としては、十二分にご評価頂いた結果だと認識しています。この受賞を励みに、今後もより一層便利な製品に仕立てていきたいと思います。

また、最近ブログを更新できていませんでしたが、去る12月21日には株式会社アイ・オー・データ機器様との業務提携を発表しました。このパートナーシップは包括契約で、今後同社から新規に発売されるNAS製品(例えば、現行青NASの後継機など)については、全てのマシンにVVAULTがプリインストールされる他、有償ライセンスである「VVAULT Professional」のOEM版が添付される内容となっています。

システム開発の株式会社オレガ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三好 修、以下オレガ)は、株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:細野 昭雄、以下アイ・オー・データ)とパートナー契約を締結して業務提携し、今後アイ・オー・データが開発する法人向けNAS(ネットワークハードディスク)製品にオレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT」(呼称:ブイボルト)を標準搭載し、順次市場へ投入していくことを発表いたします。なお、搭載するNAS製品については随時発表を予定しております。
オレガとアイ・オー・データがストレージの仮想化で提携

年明け以降は、アイ・オー・データさんのロードマップに従ってVVAULT搭載製品をリリースしていくことになります。既に先方の取引先様には当社も同行してVVAULTの紹介等を行なっていますが、行く先々で大変ご好評いただいているようで、来年の市場投入が大変楽しみな状況です。

なお、当社では現在、次期メジャーリリースの目玉としてディザスタリカバリ(DR)機能を開発しており、社内ではプロトタイプ版が稼動している状況です。既に機能的な検証は取れていますので、年明け以降は製品版の実装とノード間認証の補完機能をカスタマーズ・スクエアに追加して、来春を目処にリリースしたいと考えています。DRにご興味が有る方は、是非お楽しみに。

さらに年明けから、上記DR機能に関連する某大型案件がスタートする予定です。こちらは、実現すれば業界的に大きなインパクトとなることが見込まれますので、シッカリと着実に具現化していきたいと思います。

それでは皆様、来年もVVAULTをよろしくお願いいたします。

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2011年11月17日 (木)

VVAULTプリインのHDL-Z2WHがリリースされました

当社パートナーであるアイ・オー・データ機器(以下、IODATA)さんから、VVUALT BasicがプリインストールされたWHS2011搭載NAS「HDL-Z2WHシリーズ」がリリースされました。12月上旬から出荷開始の予定です。

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今年5月に開催されたWHS2011ローンチイベントに、IODATAさんが本機を参考出展していたのに気付いていた方もいるかもしれませんが、実はその頃から密かにVVAULTを搭載する話が進んでおりました。というよりも、VVAULTがWHS2011に正式対応したのは、IODATAさんの依頼に依るものが大きかったというのが正確なところかもしれません。現在も色々なお話を進めさせて頂いており、本機を皮切りに継続的な提携関係を築いて行きたいと考えています。

なお、VVAULTに関しては、具体的な良い話が多すぎて明かせないのが辛いところですが、他にも多くの玉を仕込んでおりますので、早ければ年末までに何か発表できるかもしれません。ユーザ/ウォッチャーの皆様には是非ともご期待下さい。

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2011年8月24日 (水)

IODATA社とのアライアンス

本日のプレスリリースで、VVAULT事業におけるIODATA社とのアライアンスを発表しました。プレスには特に具体的な話が書かれていないので読んでも分かり難いかもしれませんが、要するにIODATAさんのこんな↓製品(青NAS)に、当社のVVAULTを最初から搭載(プリイン)して仮想化対応NASとして提供しようということです。

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システム開発の株式会社オレガ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三好修、以下オレガ)は、株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:細野 昭雄、以下アイ・オー・データ)と協業し、オレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULTR」(呼称:ブイボルト)をアイ・オー・データのWindowsR Storage Server 2008 R2搭載ネットワークハードディスク「LAN DISK Zシリーズ」と組み合わせることにより、法人市場で求められる「仮想化」、「バックアップ」、「リカバリー」などの機能が手軽に利用できる環境を製品購入と同時に提供できるよう、両社で開発に着手したことを発表いたします。
オレガとアイ・オー・データがストレージの仮想化で協業

先週のエントリでゴニョゴニョ言ってたネタの一つはこれでした。これから秋にかけて具体的な製品だったり、イベントだったりを投下していく予定ですが、まずはこちらが第一弾となる予定です。

ところで「このNASってどっかのイベントで見たような・・・」と思った方、ちょっと鋭いかもしれません。このアライアンスは基本的に法人向け事業を想定していますが、コンシューマユーザの皆さんにも使えるようなサービスなど、この他にも色々仕込み中のネタがありますので、興味がある方はお楽しみに。

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2011年1月11日 (火)

クーポンビジネスの実態は擬似金融業?

年末年始にお節料理でケチを付けて一躍有名になったクーポンビジネスですが、炎上したお陰で様々な実態がレポートされる結果となり、早くも社会問題化の雰囲気が漂ってまいりました。

私も少し前に某クーポンビジネス大手がテレビCMをバンバン打っているのを見て、「相当儲かってるのかなぁ~?」と思っていたら、別のWebニュースで「今年(2010年)の取扱高が30億円を突破!」とか出ていて、意外に売上が少ないのに驚いたことがあります。ネットバブル時代でもないのに、この事業規模でテレビCMを打つというのは、私の感覚的には過大投資なんですよね。

逆に言うと、「取扱高30億程度でもテレビCMを打てるくらいの利益が出る」という表現も可能ですが、果たしてそんなに儲かるビジネスなのか? ちょっと興味が湧いたので調べてみました。

以下はあくまでもクーポンビジネスの特徴の一例ですが、まあ有象無象の競合は本家のモデルをそのまま模倣しているようなので、恐らくクーポンビジネス全般の実態なのでしょう。

  • 事業者手数料(売上)が表示価格(取扱高)の50%、店(テナント)の取分が50%
     ⇒取扱高10,500円のお節料理を売った場合の売上は5,250円、店の売上も5,250円
  • 消費者はクーポン利用の有無に関わらず料金を先払い(主にカード決済)する
     ⇒何らかの理由で未行使となった場合、クーポン購入者は全損となる
     ⇒未使用クーポン分の利益が事業者と店でシェアされているかは不明
     ⇒100%事業者の利益という話もある(本当か?)
  • クーポンの発行数量は事業者側が決定できる(らしい)
     ⇒飲食店のクーポン購入者が利用期限内に予約できない事例が頻発
     ⇒店側のキャパシティを超えてクーポンが発行される可能性がある
     ⇒クーポンが必ず行使できる権利は保証されていない

これを見て思ったのは、「コールオプションの売買に似ているな~」ということです。

参考サイト:オプション道場 コール・オプションの仕組み

お節料理の事例で当てはめると、

  • 消費者は行使価格5,250円、プレミアム5,250円、行使期限1月1日のコールオプションを購入した
  • クーポン事業者(オプション発行者)はプレミアム5,250円を受け取った
  • 店は原資産を一生懸命製造した(笑)

となりますが、クーポンビジネスがコールオプションと決定的に異なるのは以下の点です。

  1. オプション発行者(金融の場合は主に証券会社等)には権利行使に応じる義務がなく、権利行使に応じる義務を負うのは主に店側
  2. 商品の種類によっては実質的にサービス提供できない場合がある(予約が一杯の場合など)
  3. 総支払額の内訳(行使価格とプレミアム)が公表されておらず、消費者からは行使価格(上記の事例では5,250円)が不明
  4. 株などの有価証券と異なり、原資産(上記の事例ではお節料理)に公開市場が存在しないため、コールオプションの行使価格(上記の事例では5,250円)が適正かどうか判別できない
  5. 原資産の価格変動性が非常に低く、オプションでヘッジするメリットが存在しない

通常、コールオプションの売手は、価格が上がった場合にもオプションの行使価格で原資産を売る義務を負うため、「利益限定、損失無限大」のリスクがありますが、クーポンビジネスの場合はこのリスクが店側に転嫁されています。このためリスクを負う店側は、サービス提供に応じない、商品価格を適切に設定しない等のモチベーションが働き、今回のような騒動となったのではないでしょうか。

まあ、上記が真実だとすると、リスクフリーでオプションを無限に発行出来るということになりますので、そりゃクーポン事業者は儲かりますよね。掛かるコストはWebサイトの開発と維持くらいですし、類似業者が150社と雨後のタケノコ状態なのも頷けます。

儲けること自体は悪いことではありませんが、仮に消費者が先払いした資金がサービス提供前に店側に支払われるのであれば、事業融資に非常に近い業態となりますし、「(金融業と同様に)当局の厳重な監視下に置いた方が良い」との意見が出るのも当然でしょう。事業者側も、現状のままでは「和牛商法とどう違うのか?」と言われても仕方がない面があると思います。早急に何らかの対策を打つべきでしょうね。

ちなみに、米国の本家では創業者が持株をGSに売り抜けたともっぱらの噂。ちょっと早くないですか?

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